Steamで“非常に好評”の続編 『Thief Simulator 3』が正式発表 バナナの皮もBluetoothスピーカーも“盗みに使える”!? 二人組プレイも対応 [画像]
PlayWay がパブリッシング、Noble Muffins が開発を手がける『Thief Simulator 3』が正式にお披露目された。
あわせてトレーラーが公開され、2人協力プレイに対応すること、さらに PC(Steam)向けに発売予定。
シリーズで高い評価を受けてきた“泥棒シミュレーター”のコンセプトを継承しつつ、本作では、昼間は目立たず、夜になれば影のように姿を消すプロの窃盗犯として活動する点はそのままに、今回は単独ではなく、相棒と共に行動できる のが大きな特徴となる。
『Thief Simulator 3』はソロプレイに加えて、シリーズ初となる2人協力モードを導入。
プレイヤー2人は“プロの泥棒コンビ”としてチームを組み、役割分担しながら作戦を立て、陽動・潜入・撤退・荷物の隠匿まで、息を合わせて大胆な犯行を完遂していく。
ゲームは小規模な盗みからスタートし、そこで得た“不正収入”を使って、より高度なツールや装備を購入していく成長サイクルを採用。
経験を積むほど、犯行の規模と難度はさらに拡大していく。
公式紹介によれば、本作には多彩な「正規」および「非正規」アイテムが登場するという。
ピッキングツールや催涙ペッパースプレーといった実用品はもちろん、バナナの皮、段ボール箱、Bluetoothスピーカー といった、一見ふざけているようで実際に役立つ即興アイテムも使用可能。
住人を戸惑わせたり、注意をそらしたり、時には家から追い出すために使うこともできるなど、ユーモアと実用性が融合した“泥棒シミュレーション”らしいアイデアが満載だ。
例えば、段ボール箱に隠れて移動する“ソリッドな潜入”を行ったり、パチンコで照明を割って暗闇を作り、有利な状況を演出したり、バナナの皮を投げて住人を転ばせ、その隙に家へ侵入することもできる。
さらに、Bluetoothスピーカーで大音量のラブソングを流して住人を外へ誘導する――といった、ユニークかつ実用的な手段が数多く用意されている。
万が一、姿を見られてしまった場合は、ペッパースプレーで“正当防衛”しながら離脱することも可能だ。
2人協力モードでは、プレイヤー同士が異なる役割を担当できる。
1人が外で騒音を出して住人の注意を引きつけ、もう1人がその隙に室内へ潜り込み貴重品を盗むといった作戦が可能。
あるいは、2人で事前に下見を行い、住人の生活パターンや巡回ルートを分析して、より完璧な計画を立てることもできる。
本作は「2人の連携」が成功の鍵。
息が合えば任務を素早くこなせるが、連携が乱れれば逆に脱出が難しくなり、状況は一気に混沌へと変わる。
ゲームには4つの大型サンドボックスエリアが登場。
下町の住宅街から、静かなゴルフクラブ、超高級住宅街まで、各マップにはその土地ならではの“高価なお宝”が潜んでおり、プレイヤーにとって格好のターゲットとなる。
盗みに入るだけでなく、特殊ミッションも存在する。
パパラッチのように住人の“密会写真”を盗撮したり、ガレージへ潜り込んで車そのものを盗み出す「車両窃盗」の任務もある。
奪った車はアジトへ持ち帰り、タイヤやエンジンなどの部品を1つずつ解体して売り払うことで、よりリアルで立体的な“犯罪サプライチェーン” が再現されている。
プレイヤーはレベルアップにより様々なスキルを解放できる。
移動速度の向上、大型物品の持ち運び効率アップ、開錠スピードの強化、さらには耐久力の高いハンマーなど、より強力なツールの使用も可能になる。
また、外見のカスタマイズも用意されており、公式はこう述べている。
「泥棒だってカッコよくありたい。
少なくとも、被害者や警察には良い印象を残せるだろう?」
『Thief Simulator』シリーズの初代は Noble Muffins が手がけたが、2作目は CookieDev が開発を担当し、いずれも Steam で“非常に好評”の評価を獲得している。
そして最新作『Thief Simulator 3』では、再びシリーズ生みの親である Noble Muffins が開発を担当し、さらに協力プレイ要素を追加したことで、ゲーム性の幅が大きく広がることとなった
一方、2作目を担当した CookieDev は、今年6月に犯罪テーマの新作『Crime Simulator』をリリース。
こちらも Steam で“非常に好評”を獲得しており、犯罪系シミュレーションにおける彼らの創作力が健在であることを示している。
『Thief Simulator 3』は現時点で Steam版のみ発表されており、家庭用ゲーム機向けに展開されるかどうかについては、現状まだ明らかにされていない。
